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2011年1月

羽田平和の大鳥居・多摩川河口日の出

川を利用した、日の出観賞法をみつけた。
通常川の上には、橋以外高い建造物はない。だから川の流れる方角と日の出の方角が一致すれば、その線上に視界を遮るものがなくなる、ってわけだ。
この方法の欠点は、日の出を観る時期がかなり限られてくること。すなわち、角度がきっちり川の流れにあう時期じゃないと意味がない。
ということで、多摩川の河口あたりに、この時期しか見れない貴重な日の出を観に行った。

場所は羽田空港の南西、穴守稲荷駅や天空橋駅付近で、住所でいうと羽田あたり。ロケハンしたかったのでバイクで早めに行ったが、ついてみて吃驚した。
日の出待ちの人がいる。

ゴツいカメラと三脚を用意したおじさんが、まわりに5、6人いた。これは初日の出スポットと、うみほたる以外ではなかった経験だ。聞くとここはアマチュアカメラマンの間では知られた日の出スポットなんだそうだ。

川っぺり付近をロケハンすると、大きな鳥居があった。なんと狙ったかのように日の出の方向を向いている。なんでももともと穴守稲荷の参道に建てられていたもので、戦争や空港建設で撤去の憂き目にあいつつも、地元の人の強い要望でここに移されてきたんだそうな。

こんなオイシイ日の出スポットないぞ、と思ったのに、他の撮影者はそれぞれ違う場所に点在してスタンバイしてる。ひょっとしたら鳥居抜けの写真はもう撮りまくって飽きてるのかもしれない。

Cimg0912
日の出6時51分 117度。
バイク使用。
近くに公衆トイレあり。

おそらく初日の出もここで観れるだろうし、だから元旦はそこそこにぎわうんじゃなかろうか。年始に相応しいおめでたい日の出がみれてよかった。

わかったこと

  • 橋を渡ってすぐに、川の中に建てられた水子地蔵のお堂があって、これの抜けに日の出を観ることもできそうだった。また来てみるかな。

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東京タワー特別展望台・初日の出2011(後編)

さて、年も明けたし相変わらずヒマなので、行列の先頭集団と話してみることにした。わいわい談笑しているから仲間同士で来ているのかと思ったらそうではなく、それぞれが単独行動。ただ毎年顔を合わせるのでいつしかサークルみたいになっちゃったようだ。

話しかけると一人がうれしそうに、ポケットからじゃらじゃらと鎖みたいなものをとりだした。みると日の出記念メダルがたくさんついている。他の人もいろんな自慢の品をすすんで見せてくれた。

行列先頭は藤原さん。毎年先頭を守り抜く達人。みんなから組長と呼ばれる彼は、取材を受けることも多いらしく、自分の載った新聞記事の切り抜きや「認定証」をスクラップ帳にまとめて持って来ていた。認定証というのは行列の3番目までがもらえるという、超プレミアムな賞状。過去のものをたどると、だんだん立派なものになってるのがわかる。去年から干支のイラストが入ったようだ。

藤原さんは今年は26日から並んだらしく、「一番乗り」を示すコーンが東京タワーによって用意されていた。

他に、毎年の日の出の様子を写メで見せてくれた松ちゃん、チームの中で一番回数が多く、メダルを26枚持っている山さん、比較的若いがチーム内で誰よりも古くから東京タワー日の出に来ていて一目置かれてるケンちゃんがいた。ちなみに意外だったことに、みんなゴツいカメラなどを持っている様子はなく、写真は写メで十分、という考えのようだ。
「だっておれたち、認定証とメダルさえあればいいんだ。あとは仲間たちに会うために来てる」

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もともとのお知り合い同士じゃないんですか。
そう。何年もここに来てるうちに知り合ったの。いまじゃお互いに連絡取り合って、協力しあいながら毎年並んでる。年に一回、こうやって集まるだけの仲間。七夕みたいなもんなんだ。

元旦が雨の年も来る?
もちろん来るよ。数年連続で日の出が観られなかったこともある。でも来るんだ。
97年だったかな、雪の年なんか、帰り際見たら記念のメダル半分ぐらい余ってたw

けど、そんな何日も前から並ばなくても特別展望台には行けますよね。
そうだけど、認定証は3番目までしかもらえない。それに、特別展望台は狭いし、見える方角は限られてる。80番目に並んだ人は、入れはするだろうが、後ろの方で見えにくいだろうな。俺たちは方角もきっちりわかってるから、いちばんいい場所で見るんだ。

他にも、いままでだと2009年の日の出が美しかったことや、トイレはタワーのより、出て坂を下ったところにある公衆トイレの方がキレイだということなど親切に教えてくれた。

「スカイツリーも元旦開放しだしたら?気にはなるけど行かない。俺たちはここに決めてるんだ」

そうして長い夜が終わり、いよいよあと数時間となる。

03:45
タワーの人が整理券を配り始める。ぼくはもちろん、12番。

05:02
TBSの取材が来る。先頭の藤原組長がインタビューされていて、あとで確認したらしっかりその日のニュースに出ていた。

05:19
やっと開場。中に入ることができる。

チケットを渡すと、「年賀」と書かれた小さな箱をもらう。おお、これが記念メダル!
エレベータに乗ってついた大展望台は真っ暗。通路を進んでエレベータを乗り換え、念願の特別展望台に到着する。

夜景に、圧倒された。
展望台内は暗いので、眼下の夜景が美しく引き立って見える。これはすごい。

ぼくは最前列に陣取ることができ、窓際に座って、日の出を待つ。そして、待望の太陽が姿を現した。

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日の出6時50分 118度。
電車使用。

あとで松ちゃんにきくと、今年の日の出は当たりだったという。そうだろう。文句なしに美しかった。あけましておめでとうございます。今年もいい一年でありますように。

わかったこと

  • 特別展望台の先着80名は、おそらく大晦日夕方前から並べば大丈夫(ただし責任は持ちませんが)。
  • 紙に記入すれば、食事やトイレで列を抜けられる。
  • めちゃくちゃ寒いので、防寒対策はmaxで。達人たちは丈の長いベンチウォーマーを着ていた。
  • とくにベンチに敷く小さな毛布を持っていくと、場所取りにも便利。
  • 大晦日の東京タワー展望台の客は、なぜか7割以上が外国人。しかし初日の出に並ぶ人はほぼ日本人。
  • 100m低い大展望台のほうだと、たぶんビルが邪魔で日の出が見えにくい場所がある。

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東京タワー特別展望台・初日の出2011(前編)

去年も書いたが、東京にある高層建築物のうち、元旦のみ立ち入れる特別なスポットは、以下の4つ((追記)→5つだった。都庁追加)となる。

このうちもっとも高い場所は、いまのところ言うまでもなく東京タワーだ。しかし、おそらく今年か遅くとも来年には、5つめの、そして最高高度の日の出スポットが台頭してくる。そう、いま絶賛建設中の東京スカイツリー。
すなわち。
2011年はなんとしても、ラスト日本一の東京タワーで日の出を観なきゃならない。

最初に東京タワーの初日の出の概要を書いておく。
東京タワーには、大展望台(高さ150m)と、その上の特別展望台(250m)がある。このうち下の大展望台は入場制限がないが、特別展望台は先着80名しか登れない。また毎年この日の先着"西暦"名(たとえば今年は2011名)に、記念メダルがプレゼントされることになっている。
で、問題は特別展望台の先着80名はどんなふうに決まるのかだ。これはネットで調べたがいろんな説が錯綜していたし、結果的にはすべて参考にならなかった。

昨年の失敗もあるので、今年は早めに行く。十時間以上屋外で待機するため、いつも以上に装備に念を入れた。上下ともヒートテックの下着を着こんでダウンジャケットを羽織り、手袋と耳の隠れる帽子も持参。アウトドアキャンプ用のザックに着替えと毛布、使い捨てカイロ、食料、そしていつもの日の出グッズを入れて出発する。

現地に着いたのは16時すぎ。マリオンクレープと展望台チケット売り場の間の通路に、「ここに並んでください」との立て札が立っている。すでに80名並んでいたらアウトだな、と恐れながらいってみたが、ぼくで12番目だった。
とりあえず間に合った。しかし闘いはこれからだ。

張り紙などからわかったルールをまとめると、こうなる。

  • 17時ごろ、「順番を確認」するため、列にいること。
  • 「食事とトイレ以外はここにいてください」と書かれた紙を渡され、食事やトイレで列を抜けるときはそこに時間を記入していかなければならない。
  • 4時に整理券を配布。

食事で抜けてもいいんだ、とほっとしたが、あまり長時間空けてるのも悪いよな。

17:21
東京タワーの人がメガホンで説明してまわる。
大展望台は2時まで営業します。
離れるときは両隣の人に確認してください。
4時に整理券を配ります。
トイレは終夜使えます。

18:55
やっとぼくの後ろに列ができる。すぐ後ろは、横浜からクルマで来た若いカップル。

19:15
ご飯やトイレで列を抜けるときに、時間を記入するシート配られる。あとでわかったが、この仕組みは今年初めてのことらしい。

21:30
行列30人程度。まだそんなものなのか。

とにかく寒いし、ヒマだ。日中はまわりを東京タワーのキャラクター「ノッポン」がうろうろしてたり、常陸太田市の名産らしい「けんちんそば」をにぎやかに売っていたが、夕方過ぎるとそういうイベントもない。ただタワー入場客はずっとひっきりなしに続いている。そしてなぜか、その観客の7割以上が外国人だった。
年が明ける前に用紙に記入して列を抜け、夕食をとった。

23:46
特別展望台の80人が確定。

そして、年明け。
すぐそこの増上寺は大掛かりなカウントダウンイベントをやるが、東京タワーではとくになにもないようだ。ただ、タワー自体が年明けと同時にライトアップされた。

00:33
最終点呼→大展望台用の列をつくりはじめる
増上寺からごそっと人が流れて来ているようだ。

後編へ続く

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